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東大院情報理工院試で高得点を取る方法

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東京大学院院試,それは内部生にとってはなんとなく院に進むための通過儀礼として受験する試験であり,外部生にとっては大卒を名乗る証を得るための最後のチャンスである。そして,多くの場合内部生は2週間程度勉強するだけで合格し,外部生はあまり合格できない。そして外部生は東大と自分の大学のレベルの差にがっかりするのである。

しかしながら,昔ならいざしらず,今の情報理工の院試なんて超簡単であると言っておきたい。難しい暗記を要するわけでもないし,高い計算能力を要するわけでもない。

記念受験で数万円をドブに捨てたいだけの人ならいざ知らず,ちゃんと勉強していれば外部の人間でも十分合格できる難易度であることは間違いない。

ここでは,自分が好成績を収めた経験を基にいかにして東大院試で高得点を収めるかについて綴っておきたい。

出題範囲を把握せよ

当たり前極まりないが重要なことである。院試では

  • 英語
  • 数学(共通)
  • 専門

の3試験+面接で合否が下る。それが分かってないやつは落ちる。英語はTOEFLなので語るに落ちるが,重要なのは,数学と専門科目でそれぞれ何が出るかということであり,特に専門科目は,出題範囲の項目を見ても何が出るのかよくわからないケースがある。

自分の専門分野であれば予想はつくが,そうでない場合は

  • 過去問からテクニカルタームをピックアップし,ネットで検索して分野把握
  • 過去問を片手に書店の専門書コーナーと照合する

などの過去問研究の努力を惜しんではならない。大学レベルの参考書と同等の内容をネットで調べるのは容易ではないのでちゃんと参考書を購入しよう。

内部生でも参考書を買ってない・読んでない人は山ほどいるので,ちゃんと参考書を読めばそれだけで内部生と並び立つことができる。

数学は線形代数微積微分方程式,ベクトル解析,複素解析変分法等),確率統計から1題ずつ出る。「演習 大学院入試問題」を参照しながら過去問がほとんど解けるレベルになれば問題ない。

リソース配分を見誤ってはいけない

院試に関する噂話で内部生が多少信頼しているのは

  • 英語<数学<専門であるような重み付けが行われている
  • 英語は足切りにしか使ってない

という2つの説である。実態がどうかは不明であるが,内部生の合格率の高さを鑑みるとあながち間違いでもないのだろう。グローバル化が大事だから英語を頑張ろう!とTOEFLの点を伸ばしても,数学や専門の点がちゃんと無いと合格できない。

馬鹿は高校数学ができなくなってることにすら気づいてない

君が受験生時代数学が得意だったとしても,それは最低でも4年前の話である。4年間の間,君が数学にどれだけ触れていたというのか。数学の塾講師でもやってたなら最低限のことは覚えているだろうが,そうでもない君は4年間,大学にサークルにバイト,そして睡眠とバイトとサークルと睡眠とバイトとサークルに明け暮れていたことだろう。断言しよう。思った以上に当たり前の数学知識を君は失ってる。

中間値の定理や数学的帰納法,重複組合せ等の高校数学知識が有効になる問題も出題されるため,忘れてると高校レベルのしょーもない問題で躓くことになる。線形代数微積以前の問題なので大数でもやって思い出してくれ。

まとめ

要するに僕が言いたいことは,

  • 過去問研究しろ
  • 適切な参考書買え
  • 数学は高校レベルから復習しなおせ

である。こんだけやって落ちることはない。

「お金も時間も使いたくないよ~ママ~」と思うだろうが,大学入試に比べればよっぽどちょろいので外部生は学歴ロンダ目指してがんばってもらいたい。

院試の成績がどれだけ良くても1銭にもならない

余談だが,どれだけ君が貴重な夏休みを院試勉強に費やしてもそこから金は発生しない。要するに,高得点を取るなんて馬鹿馬鹿しいことを狙う意味なんぞどこにもないのである。じゃあなんで高得点取ったんですかって? なんでなんだろう……それを後悔してるからこうやってドブ捨て仲間を作るために記事にしたんじゃないかな……